第8章のまとめ
1、活性酸素に対する防御システムの設計の良し悪しと、そのシステムのメンテナンスの良し悪し(つまり食品の選び方)が寿命の長さを決定する。人間の防御システムの設計は極めて優秀。だから、あとはメンテだけが問題である。つまり、何を、どうして、どれだけ食べるかが寿命を決定する。
2、活性酸素は電子の強奪者。相手かまわず電子を奪い取る。奪われた原子は活性酸素となって、また他から強奪する。連鎖反応の悪循環が繰り返される。この悪循環を断ち切るのが抗酸化食品である。
3、コエンザイムQ10は「生物時計」の針を遅らせ得る。老化現象の発現を遅らせるのは、Q10がミトコンドリアのエネルギー生産活動を活性化するからと考えて良い。
4、人が死ぬとき、その体細胞の99、99%はまだ生きていて、細胞分裂している。つまり、人間は細胞の老化が直接の原因で死ぬのではない。老化に伴う各種の変性疾患によって死ぬのである。
第八章 第8章のまとめ
第八章のまとめ
クレイトン博士の「英国流医食同源」 ~発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる~(翻訳版)の内容を転載しています。
当コンテンツは、現代人の食生活に関する問題や身体を守る抗酸化物質に関する豊富な研究結果を元に、多くの消費者の誤解の本質を解き、健康な食生活の実践を啓蒙している、論文『クレイトン博士の「英国流医食同源」~発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる~』の内容を転載しております。