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膀胱炎の検査：細菌性膀胱炎の検査と診断

細菌性膀胱炎（急性膀胱炎）は、頻尿、排尿時の痛み、尿の濁りの3大症状を始め、症状がはっきりしているため、検査なしでもほぼ病気の特定はできます。しかし、きちんと診断を受けて治療を進めていくためには、検査の実施が不可欠です。

膀胱炎を疑って受診した場合、尿トラブルの詳しい症状と、それがいつからあるかなどのタイミングについて聞かれます。また、下記の尿検査も同時に行われます。

• 尿沈渣
• 尿培養

«尿沈渣»
採った尿を顕微鏡で観察して、炎症を示すマーカーの白血球や、出血を示すマーカーの赤血球などが、どれくらいの量あるのかを調べることで、主に炎症の程度（膀胱炎の症状の強さ）を確認します。

«尿培養»
採った尿を培養（人工的な環境下で細菌等を育てること）して、原因となる細菌（大腸菌が圧倒的に多く、この他腸球菌やブドウ球菌等）がいるかどうかや、細菌の種類を調べます。感染を起こした細菌の種類が特定できると、その細菌に合わせて、抗菌薬が選択されます。
尿培養は検査結果が出るまでに数日かかるため、結果は次の受診時に確認することになります。

ただし、抗菌薬は化学合成した医薬品ですので、当然副作用が存在します。下痢や口内炎等の軽度の副作用から、急性腎不全や劇症肝炎等の重大な副作用まで様々な副作用が存在しています。薬を服用する前には、必ず添付文書等で薬の副作用を確認することが望ましいでしょう。

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