ビルベリー
ビルベリーの効果・効能
- 眼精疲労(目の疲れ)改善効果
- 栄養補給(ビタミン、ミネラル、アミノ酸)
- 糖尿病性、高血圧性網膜症の改善効果
- 抗酸化作用
ビルベリーの偉力(詳細は下記を確認下さい)
- 目の味方ビルベリー/ブルーベリー
- 私たちの目は酷使されている?
- アントシアニンが「よく見える」力をサポート
- ビルベリーかブルーベリーか
- 北欧では、毎日の健康習慣として日々の食卓にビルベリーが浸透しています
- ビルベリーサプリメントの選び方
ビルベリー(アントシアニン)の特長/視力への作用
- ビルベリーは、白夜のため日照時間が長い北欧で紫外線に耐え抜く果実
- ヨーロッパ中世から視力低下や鳥目に効果があるとされ愛用されてきた果実
- 第二次大戦中に英国軍隊が夜間飛行の際に食したビルベリージャム
- 目と脳の情報伝達物質を再合成するアントシアニンがブルーベリーの3~4倍
- アントシアニン成分のうち最も効果の高いデルフェニジンを多く含有
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目の味方ビルベリー/ブルーベリー
ブルーベリーの野生種の1つが、北欧原産のビルベリーです。ビルベリーの有効成分はポリフェノールの一種であるアントシアニンで、高い抗酸化作用を持つといわれています。北欧というと白夜で有名ですが、昼間の時間が長いということはその紫外線の量も相当なものです。ビルベリーはその紫外線に耐え自らを守るために抗酸化力を蓄え、ビルベリーは皮のみならず、実にもアントシアニンを豊富に含んでいます。アントシアニンの抗酸化力には、血管保護、血栓抑制作用があるとされており、これが眼精疲労回復や網膜の保護につながるとされています。
ビルベリー(ブルーベリー)は、ヨーロッパでは中世の頃から、視力低下や鳥目に効果があるとされ愛用されてきました。第二次世界大戦中には、英国夜間爆撃隊がその夜間飛行の前に視力回復効果を期待して必ずビルベリーをジャムとして食べたという記録の中で、パイロット達が「薄明かりで良く見えなかったのがはっきり見えるようになった」と断言していたという逸話があるほど、目と大変相性の良い素材としてビルベリー(ブルーベリー)は古くから愛用されてきました。
私たちの目は酷使されている?
「目」に頼る、現在の生活を少し振り返ってみましょう。外から情報を取り入れようとする時その大部分が2つの目を通して行われており、そのスケールは全情報量の約80%にまでのぼると言われています。また映像や文字を通して情報収集することに加えて、最近ではパソコンやTVゲーム、携帯電話など私たちの置かれている状況はますます目を駆使する機会が増えてきています。
また、最近はコンタクトレンズを使用している人が多いですが、酷使している上に長時間のコンタクトレンズ使用は、より目を疲れさせたりドライアイを助長したりすると言われています。
このように、実に疲れ目を引き起こす環境が、我々の周りには揃っているということができます。目薬による外側からのケアはすぐに思いつくところですが、現状の負担のかかることの多い私たちの目に、加えて内側からの根本的ケアについてもきちんと考える必要がありそうです。
アントシアニンが「よく見える」力をサポート
ビルベリーが含むアントシアニンは、テレビやパソコンの画面を長時間見続けることの多い私たちの生活の中でもその力を発揮してくれます。
目で「ものが見える」という仕組みは、私たちの目にある角膜から光が入り、レンズの役目をする水晶体を通って網膜に結ばれた像が、網膜にある光に反応する細胞を通じて神経を刺激し、脳にシグナルが伝わって得られる感覚です。この光に反応する細胞には、明るいところで作用する細胞(錐体)と暗いところで作用する(杆体)があり、暗いところで作用する細胞にロドプシンという色素体があります。この「ロドプシン」は光の刺激を受けると瞬時に分解され、またすぐ再合成されるのですが、このロドプシンの分解・再合成の繰り返しによって光の情報が「電気シグナル」に変換され、これが脳に伝わってものが見えるという感覚を得ることができているわけです。
ですから、目から脳への情報伝達過程をつかさどる「ロドプシン」がうまく再合成されないと、目がチカチカしたり、視界がかすんでしまうことになってしまいます。従って、疲れ目の予防・改善にはロドプシンの再合成を正常に保つことがポイントになります。
ビルベリー(ブルーベリー)に含まれるアントシアニンはこのロドプシンの再合成を活性化させてくれるので、これが疲れ目の予防・改善、視力回復につながっていきます。またその作用には即効性があって、アントシアニン摂取4時間後には視力回復が見られ、24時間後に消失するとされていますから、ビルベリー(ブルーベリー)を一度に大量に摂取するのではなく、必要量を継続して毎日摂り続けることが望ましいと考えられています。
ビルベリーかブルーベリーか
一般的には「目に良いのはブルーベリー」と言われることが多いようですが、確かにブルベリーにも有効成分アントシアニンは含まれています。しかし疲れ目解消の観点からは2つの素材の間には大きな違いがあります。まずアントシアニンの含有量について、ビルベリーに含まれるアントシアニンの量はブルーベリーの約4から5倍にも及びます。
また、ビルベリーの質の面からいえば、ロドプシン再合成に作用すると言われるアントシアニン成分のうち、最も効果が高いといわれている「デルフェニジン」がビルベリーにはより多く含まれています。より効率的に確実に効果を得たいと言うことならばやはりブルーベリーよりビルベリーの方が優秀ということができるでしょう。
北欧では、毎日の健康習慣として日々の食卓にビルベリーが浸透しています
ビルベリーは主に、スウェーデン、フィンランド等の北欧で自生する野生種が採取されます。スウェーデンでは、ビルベリーを濃縮してジュースやジャムにしたり、牛乳に冷凍ビルベリーを入れてデザートにしたり、バニラアイスクリームにトッピングとしてかけたり、様々な形で愛されています。また、昔からおばあちゃんの知恵として、お腹の調子が悪い時に温めてスープにして飲む伝統も見受けられます。
ビルベリーに含まれるアントシアニンは1種類だけではなく、約15種類のアントシアニンが確認されています。1種類や数種類だけのアントシアニンだけではなく、自然そのものの、全てのアントシアニンをバランス良く摂ることが、健康の秘訣かもしれません。
ビルベリーサプリメントの選び方
ビルベリーは植物学上の細かな分類で言うと、ブルーベリーとは種類が異なるのですが、大きく言えば同じ仲間として捉える事ができるため、時々この両者が混同して扱われる事があるようです。特にこの素材が商品化されている場合には、ブルーベリーとビルベリーの表記にまず注意を払う事が必要です。
また、ビルベリーのサプリメントは、市場に数多く出回っていますが、その半分以上が中国産と言われています。北欧やロシア等で採取された多くのビルベリーは、その90%近くが中国に輸出され、中国国内のエキス化工場、錠剤工場、パッケージ工場と回って行き、日本を含む世界中へ輸出されていきます。
しかし、大量のビルベリーを原産地毎に管理せずに、全て混ぜている可能性も指摘されており、またどのような工場でどのような基準でビルベリーをエキス化しているのか不明な点も多いため、その品質を疑問視する声も上がっています。
ビルベリーは、非常に人気が高まっているハーブだけに、粗悪品を掴まされずに、本当に良質の製品を選びたいところです。
世界基準に沿ったビルベリー製造技術・品質管理技術を持ち、世界中の研究者等から高い評価を受けているビルベリーエキスを用いたサプリメントを選ぶことが大切だと言えるでしょう。