ノコギリパルメット
ノコギリパルメットの効果・効能
- 利尿作用・強壮作用
- 植物ステロールの前立腺肥大抑制作用
- 前立腺の炎症抑制・増殖因子抑制・尿道括約筋増強作用
ノコギリパルメットの偉力(詳細は下記を確認下さい)
ノコギリパルメットの特長/前立腺肥大に対する作用
- ノコギリパルメットはアメリカ先住民が使用、泌尿器系疾患予防・改善効果
- アメリカ先住民が、健康維持・精力回復の常備薬として使用
- 有効成分βシトステロールが前立腺肥大を抑制
- ヨーロッパの多くの国でノコギリパルメットは前立腺肥大症の治療用医薬品
- βシトステロール以外の、様々な成分の相乗作用により効果を発揮
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ノコギリパルメットの力で前立腺肥大を防御&抑制
ノコギリパルメットという植物をご存じでしょうか?ノコギリパルメットとは、真夏に、香りの高い小さなクリーム色の花を咲かせ、秋から冬にかけてオリーブと同じくらいの大きさの真っ赤な果実をぎっしり実らせる植物です。日本ではあまりなじみがない植物ですが、ノコギリパルメットの実は、古くはアメリカ先住民が伝統的に用いてきたという歴史から、アメリカでは常にランキング上位に顔を出す、身近な健康食品の一つとして人気のある素材です。
ノコギリパルメットは、北アメリカ大陸の南部からメキシコにかけて自生している植物で、ネイティブアメリカンによって最初に利用され、ギザギザしたノコギリのような葉をつけることから、「ソウ・パルメット(ノコギリ・ヤシ/ノコギリ・パルメット)」と呼ばれてきました。インディアンたちはノコギリパルメットの果実にはさまざまな薬効や強壮作用があることを経験的に知っていたため、ノコギリパルメットの実を乾燥させて、健康維持・精力回復の常備薬として重宝していました。
現在、ヨーロッパの多くの国々において、ノコギリパルメットは前立腺肥大症の治療用医薬品として認可されています。すでに医薬品として使用している国は、フランス、イタリア、イギリス、ドイツ、スウェーデン、ベルギー、モナコ王国、ハンガリーなど、数多く挙げることができます。
これらの国々の医師たちは、ノコギリパルメットを「天然のカテーテル」あるいは、「植物性カテーテル」と呼んでいるそうです。(「カテーテル」とは、膀胱の中に溜まっている尿を体の外に排泄させるための導尿管のことです)
ノコギリパルメットの前立腺肥大を抑制する際立った3つの作用
ノコギリパルメットの実に含まれる有効成分には、ステロールの一種であるβシトステロールや、飽和アルコールのオクタコサノールが良く知られています。特に、βシトステロールは、近年注目を浴びている「フィトケミカル」の1つ、いわゆる植物由来の栄養素で、コレステロールの吸収を抑える働きでも有名です。これらの成分が、前立腺の肥大を抑え、肥大した前立腺を縮小させる働きをし、男性のトイレのトラブルに効果を発揮していると考えられています。
そんなノコギリパルメットには、大きく分けて3つの作用があると言えるでしょう。1つは、前立腺肥大を事前に防御する作用、もう1つは、前立腺肥大の炎症を抑え細胞増殖を抑制する作用、最後の1つは、尿道括約筋の補強作用です。
(1) 前立腺肥大の防御作用
前立腺肥大は、男性ホルモンであるテストステロンが前立腺に取り入れられたあと、酵素5α-リダクターゼの働きで活性型の男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)に変化し、前立腺細胞を増殖させる働きをもつアンドロゲン受容体に結合する結果、前立腺が肥大することによって起こると考えられています。
つまり、1.テストステロン → 2.ジヒドロテストステロン → 3.アンドロゲン受容体結合&前立腺肥大 というメカニズムです。
ノコギリヤシは、5α-リダクターゼの生成を抑制することで 1 → 2 の変化を抑え、DHTがアンドロゲン受容体に結合するのを抑制することで 2 → 3 の結合も抑える働きが確認されており、この2つの作用で前立腺肥大を防御しているのです。
(2)前立腺肥大による尿道圧迫抑制作用
前立腺肥大によりもっとも生活に支障をきたす症状が、排尿困難です。前立腺は尿道を覆うように存在しているため、前立腺が肥大すると尿道が圧迫され、排尿が困難になるのです。そのため、残尿感や不快感を覚えるようになります。
前立腺肥大の結果、炎症が起こり、さらに尿道が圧迫されます。また、前立腺内の間質細胞が増殖を始め、さらに前立腺が肥大してしまいます。
ノコギリパルメットは、プロスタグランジンなどの炎症促進物質の生成を抑え、また前立腺内にある間質細胞の増殖因子の産出を抑える働きがあるとされています。
(3)尿道括約筋の補強作用
前立腺肥大により、男性が精神的に家庭内で苦しめられてしまうのが、尿漏れです。下着に多分に付着した尿を見て、洗濯される奥さんからの無言のプレッシャーを受けてしまう方も多いのではないでしょうか。でも、下半身の悩みはなかなか身内にも言いづらいものです。
前立腺にある尿道括約筋が緩むことで排尿され、締まることで尿が外に出ないように蓋がされるわけですが、特に、前立腺の外側にある外尿道括約筋が常に緩んだ状態になってしまうことにより、尿漏れが起きると考えられています。
ノコギリパルメットは、尿道括約筋を強くする働きがあるとも言われているのです。
前立腺肥大-残尿感&頻尿が気になる中高年は要注意
前立腺肥大症はこの20年間に渡り、増え続けている傾向にあります。現在では、50歳以上の男性では2人に1人がなんらかの前立腺肥大の症状で悩みを抱えているとも言われています。70代になると10人に7人、80代も後半になると10人中9人が前立腺肥大症だというデータもあるほどです。
なぜ前立腺が肥大するのかという理由については、まだまだ研究が続けられていますが、男性ホルモンの分泌量の変化と共に症状があらわれてくることからも、男性ホルモンが深く関与していることは確認されています。
そのため、前立腺肥大症は、男性の更年期症状とも言われています。これまで、更年期というと女性特有のもののように考えられていましたが、男性にも女性と同じように更年期症状があらわれるのです。
また一方で、どのような生活習慣をおくっている人に、前立腺肥大症の人が多いのかを調べた興味深い研究結果があります。
前立腺肥大症の人は、前立腺が正常な人に比べて、「肉を好んで食べる」、「牛乳をよく飲む」、「野菜を食べる量が少ない」、という生活習慣であることが結果から読み取れたそうです。日本よりも欧米で悩む人が多い症状だという事実も、研究結果を裏付けることになるのでしょう。
年齢と共に、トイレのトラブルに巻き込まれる可能性は高くなってしまいますが、それでも全く不快感・残尿感・尿漏れを感じずに、いつまでも若々しく暮らしている中高年男性の方もたくさんいらっしゃるはずです。まずは、自分の生活パターンを振り返り、口にする食べ物から見直してみるのが良いのではないでしょうか。
ノコギリパルメットサプリメントの選び方
前立腺は、栗の実の大きさ(25グラム程度)が正常な大きさと言われているのですが、肥大していくと、最悪の場合りんごの大きさ(200グラム程度)にまでなってしまいます。生活に支障を来している場合は、無理せず恥ずかしがらずに、泌尿器科を受診しましょう。
前立腺肥大の予防や、軽度の自覚症状の場合、ノコギリパルメットサプリメントが有効であるとの研究結果が世界中で報告されています。
また、化学合成された前立腺肥大症の治療薬のような副作用がないことも、人気を後押ししています。
そのため、たくさんのサプリメントが出回っており、どれを選んだらよいのか頭を悩ませるところです。ハーブサプリメント(植物由来成分)が国民の生活に浸透し、国家レベルで基準を制定しているドイツの、コミッションE(薬用植物の効能に関する公的評価委員会)規格が世界標準規格と言われており、参考になります。
コミッションE規格によると、1日当たり1-2グラムのノコギリパルメットの実か、320mgのノコギリパルメット抽出エキスを摂取するのが目安量となっています。ただし、ノコギリパルメットに含まれれるβシトステロールやオクタコサノールだけを抽出しても、期待するような作用が得られなかったという研究結果もあります。
つまり、ノコギリパルメットに含まれている様々な成分が相乗作用を発揮して、優れた有効作用を発揮していると考えられるのです。ノコギリパルメットの実には、人間には解明されていない有効な働きをする成分が含まれていると考えられます。
従って、ノコギリパルメットに含まれるあらゆる成分を失うことなく、1-2グラムのノコギリパルメットの実を、そのままのフレッシュさを維持したまま摂ることができるサプリメントが、歴史的に見ても研究成果から見ても、最も賢い選択と言えるのではないでしょうか。