慢性肝炎
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慢性肝炎は急性肝炎とどう違う?
慢性肝炎も急性肝炎も、一般的にはウイルス性肝炎のことを指しており、アルコール性肝障害、薬剤性肝障害等を指す場合には、単に慢性肝炎や急性肝炎とは呼ばないことになっています。
肝炎は肝炎ウイルスに感染することによって発症しますが、日本でみられるのは、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎の3つが主となります。
急性肝炎は、かぜのような症状(発熱、だるさなど)、胃腸炎の症状(食欲不振、吐き気、嘔吐など)で始まり、そのうちに肝炎の大きな特徴である黄疸(白目や皮膚が黄色くなる)が出てきます。ほとんどの場合、約1~2か月間で治癒します。
一方、慢性肝炎は、急性肝炎の後に肝障害がずっと続いくケースか、もしくは、急性肝炎の症状がはっきりと現れずに、いつのまにか発症するケースがあります。
しかし、血液検査を実施すると、AST(GOT)、ALT(GPT)などの値が異常を示して、肝炎である証拠がはっきりと見つかります。肝機能検査数値が異常に高いまま、半年以上経過すると、慢性肝炎と診断されます。
日本で見られるウイルス肝炎のうち、B型肝炎とC型肝炎の2つは、急性肝炎、慢性肝炎のどちらの形も見られます。急性肝炎の形で発症した場合、慢性肝炎に移行しやすいのはC型肝炎で、約5割の患者が慢性肝炎に移行すると言われています。過去に、血液製剤等を介して感染することが多かったため、大きな社会問題になっています。
B型肝炎は大人になってから発症した場合、慢性肝炎にはなりません。幼児の時に発症し、ウイルスキャリアの場合は、そのうちの1割が慢性化します。
A型肝炎が慢性肝炎の形で発症することはなく、必ず急性肝炎の形で発症し、慢性肝炎へ移行することはありません。
マリアアザミが肝機能障害の症状改善に役立ってきた実績
マリアアザミとは、ヨーロッパでは2000年以上も前から肝障害の治療として経験的に愛用されてきた西洋ハーブです。1970年代から、マリアアザミの種子に含まれる「シリマリン」の肝細胞保護作用や肝機能改善作用の効果が科学的に証明されてきています。今ではヨーロッパ各国の医療機関においてマリアアザミの効能効果が認められ、特にドイツではコミッションE(ドイツのハーブの効能に関する公的評価委員会)で、肝機能障害に効果を示すハーブとして、慢性肝炎や肝硬変への使用を承認しています。
肝炎の治療の慢性化、そして肝硬変へと移行してしまった肝臓を労わり、肝臓の再生能力を高めるために、日常的にマリアアザミを摂取することが効果的であることが、証明されています。生活習慣の見直し、食習慣の見直しと併せて、マリアアザミを日々のライフスタイルに組み込むことは、とても賢明な選択肢だと言えるでしょう。