7の1項のまとめ
1、古い歴史に裏付けられたインドの伝承的医学に、数多くの抗酸化作用が認められる。これには、近代的技術によって追認されたフラボノイドが大量に使用されている。古いものが新しいという大きな皮肉には要注意。
2、フラボノイドは数多い植物に含まれるが、これは「光合成」を行う植物が紫外線から身を守るための自己防衛システムである。フラボノイドは植物の防衛網の最前線に立つ表皮に多く含まれる。また、子孫存続のための種子や芯にも多い。従って、そのままでは食べにくいのが普通。
3、ロシアの宇宙飛行士はフラボノイドによって宇宙線から身を守った。フラボノイドは近い将来、究極のガン予防策として有望株の1つ。ガンの発生を予防するのみならず、その転移をも防ぐ。
4、フラボノイド類の1つのピクノジェノールは、脂肪の摂取が多いにもかかわらず心臓疾患が少ないという有名な「フレンチ・パラドックス」に加えて、実は「2つ目のフレンチ・パラドックス」として、肝硬変予防の主役である可能性が高い。
第七章 いま注目の抗酸化物質
第七章の一のまとめ
クレイトン博士の「英国流医食同源」 ~発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる~(翻訳版)の内容を転載しています。
当コンテンツは、現代人の食生活に関する問題や身体を守る抗酸化物質に関する豊富な研究結果を元に、多くの消費者の誤解の本質を解き、健康な食生活の実践を啓蒙している、論文『クレイトン博士の「英国流医食同源」~発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる~』の内容を転載しております。