C型肝炎とマリアアザミ
C型肝炎の症状
- GOT、GPT値が上昇する
- だるさを感じる(全身倦怠感)
- 疲れやすくなる
- 食欲不振になる
- 右脇腹が痛む
- 黄疸が出る
マリアアザミの特長/肝臓に対する作用
- マリアアザミは、別名「ミルクシスル」。「聖母マリアの乳」に由来
- ヨーロッパで2000年前から親しまれ、肝機能障害の医薬品としても認可
- 細胞膜の活性酸素発生を抑え、肝細胞の保護、肝臓の機能改善に貢献
- 肝臓再生に貢献、肝機能障害緩和に効果
- ウコンとは違った作用で肝臓の元気をサポート
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ウイルス性肝炎の代名詞、C型肝炎とは?
肝臓病は様々な原因で起こりますが、中でも多いのがウイルス性肝炎です。ウイルス性肝炎には、A型、B型、C型、E型等いくつか種類がありますが、特にC型肝炎の患者が増えている傾向にあるため、C型肝炎撲滅を目指した様々な動きがみられるほどです。
そもそも、ウイルス性肝炎とは、肝臓の細胞が肝炎ウイルスに感染し、炎症を起こしてしまった状態を指しています。C型肝炎は、輸血や血液製剤、性行為、母子感染、刺青、同じ注射針の回し使い等が主な感染源とされています。感染源より、ウイルスを含む血液が体内を循環することで急性肝炎(C型肝炎)が引き起こされ、そのうち70~80%の人が慢性肝炎(C型肝炎)に移行します。日頃の肝臓ケアが非常に大切です。
C型肝炎ウイルスは、まだ発見されてから日が浅い?!
C型肝炎ウイルスが発見されたのは1988年になってからで、さらにその2年後の1990年になって、やっと輸血用血液製剤に含まれるC型肝炎ウイルスのチェックができるようになりました。C型肝炎ウイルスが発見されるまでは、輸血を受けた患者に提供される血液製剤の中に、C型肝炎ウイルスが入りこんでいても、その存在すら認知されず、感染が一気に広まって行きました。
C型肝炎ウイルスは、直径55~65ナノメートル(1ナノメートルは100万分の1ミリメートル)の粒子ですから、目に見えるはずはなく、特殊な顕微鏡を使わないと見ることはできない、本当に小さなものです。細菌と異なり自己増殖することができないため、肝細胞の中に入り込み、様々な器官を利用して増殖していきます。増殖したウイルスは細胞を飛び出し、また他の細胞に感染するという流れを続けていくことで、体内にウイルス感染が広がって行きます。
C型肝炎は何故そこまで広まったのか?
C型肝炎ウイルスが発見された当時は、胃潰瘍の治療は投薬ではなく手術が一般的でした。胃潰瘍の手術はとても多くの人が受けたのですが、その手術の際に利用される、輸血用血液にC型肝炎ウイルスが混入していたため、感染が広まって行きました。
また、現在では常識となった、使い捨て注射針ですが、以前は同じ注射針を消毒して使いまわしていました。ウイルスは通常の消毒程度では排除できないため、予防接種を始めとする注射針の使いまわしによって、医療機関を通じて感染が広がって行きました。
そして、さらに感染者を増加させたのが、1980年代に止血剤として広く使用された血液製剤による感染です。手術や出産の際の出血に対処するために利用された血液製剤の中に、C型肝炎ウイルスが混入していたため、感染が一気に広まりました。
C型肝炎はどうして恐れられているのか?
C型肝炎が怖いのは、自覚症状が全くないまま、数年という長い年月の間にC型肝炎ウイルスがじっくりと増殖を続け、倦怠感等の自覚症状が出てきた時には、すでに手遅れになっているということがあるためです。
そもそも、肝細胞の中に、C型肝炎ウイルスが入り込んでいるからといって、必ずしも肝炎を発症するわけではありません。ウイルスが増殖を続けていき、人間の体に備わった免疫システム(=防御システム)が認識を始めると、C型肝炎ウイルスと免疫システムの戦いが始まり、その戦いのために肝臓に炎症が発生している状態が、C型肝炎なのです。
輸血や止血剤等によってC型肝炎ウイルスに感染してしまった場合、急性肝炎で一度症状が出ますが、1カ月ほどで治まります。しかし、じつはウイルスが肝細胞からいなくなったわけではなく、着実に増殖を繰り返している潜伏期間となります。特に自覚症状もなく、GOTやGPT等の肝機能検査数値も正常範囲のまま数年経ち、そこではじめて免疫システムが増殖したC型肝炎ウイルスを攻撃することで肝臓に炎症が起き、C型肝炎は2度目の活動性を有する状態に移行します。
ここにきて、全身倦怠感等の自覚症状がはっきりと現れてくるのですが、その頃にはすでに手遅れで、肝炎はかなり進行してしまっていることが多いようです。
C型肝炎の場合、急性肝炎を発症した人のうち約70~80%の人は慢性肝炎へと移行します。その後、約20~30年という長い月日をかけて、40~50%の人が肝硬変へ、さらに5~10年ほどでそのうちの70~80%の人が肝がんになっていきます。
肝がんは、肝臓病の終末像と言えますが、他の臓器のがんと異なるのは、正常な臓器にがんができるのではなく、B型、C型肝炎から肝硬変、そして肝がんという経緯をたどるという点です。実際、肝がんの患者を調べてみると、その約70%がC型肝炎、20%がB型肝炎、10%がそれ以外という割合になっていることからも、理解できます。
つまり、早期にC型肝炎を発見して治療することが、肝硬変への進行を食い止め、さらには肝がんの発生率を大きく減少させることにつながるのです。
マリアアザミが肝機能障害の症状改善に役立ってきた実績
マリアアザミとは、ヨーロッパでは2000年以上も前から肝障害の治療として経験的に愛用されてきた西洋ハーブです。1970年代から、マリアアザミの種子に含まれる「シリマリン」の肝細胞保護作用や肝機能改善作用の効果が科学的に証明されてきています。今ではヨーロッパ各国の医療機関においてマリアアザミの効能効果が認められ、特にドイツではコミッションE(ドイツのハーブの効能に関する公的評価委員会)で、肝機能障害に効果を示すハーブとして、慢性肝炎や肝硬変への使用を承認しています。
ウイルス性肝炎の慢性化、そして肝硬変へと移行してしまった肝臓を労わり、肝臓の再生能力を高めるために、日常的にマリアアザミを摂取することが効果的であることが、証明されています。生活習慣の見直し、食習慣の見直しと併せて、マリアアザミを日々のライフスタイルに組み込むことは、とても賢明な選択肢だと言えるでしょう。
マリアアザミの肝臓を守る働き
~世界的ベストセラー「癒す心、治る力」/アンドルー・ワイル博士著 より抜粋~
ヨーロッパの伝統的な民間療法で使われてきたトニック剤的なハーブのうちで、一番面白いのがマリアアザミだ。マリアアザミの種子のエキスであるシリマリンには、肝細胞の代謝を促進させ、肝臓を有害物質の損傷から守る働きがある。製薬会社は肝臓を傷める薬剤はいくらでも作っているが、無毒のマリアアザミに匹敵するような、肝臓を守る働きをする薬剤はほとんど製造していない。
アルコールを多量に飲む人は定期的にマリアアザミを摂取するといい。化学療法を受けているがん患者をはじめ、肝臓に負担をかける薬剤を使用している人にもおすすめする。わたしは慢性肝炎の患者、肝機能異常の患者には必ずマリアアザミを処方している。食生活をはじめとするライフスタイルの改善が前提ではあるが、マリアアザミを毎日、数か月続けて飲んだ患者の肝機能が正常化したケースはたくさんある。有害な化学物質に触れる仕事をしている人、なんらかの有害物質にさらされたと感じた人には、ぜひマリアアザミを使っていただきたい。からだが害から立ち直るのを助けることになる。
マリアアザミ製品は健康食品店で簡単に手に入る。わたしは錠剤かカプセルになった、規格品のエキス剤をすすめている。購入した製品の指示にしたがうか、さもなければ、1日2錠または2カプセルを目安にすればいい。マリアアザミは長期間使っても害はない。
アンドルー・ワイル博士の「癒す心、治る力 ‐自発的治癒とはなにか」の内容を転載しています。
当コンテンツは、代替医療の世界的権威、アンドルー・ワイル博士による、西洋ハーブを用いて身体を守り、人間の体が元来備えている自然治癒力を呼び起こすための深い知見を啓蒙している、世界的ベストセラー書籍「癒す心、治る力 ‐自発的治癒とはなにか」の内容を転載しております。